出典:nikegolf[Instagram]
こんにちは、アレオゴルフです。
今回は、プロゴルファーの愛用シューズに関するお話です。
・ナイキのシューズの中で最もプロが使用するシューズって何?
・使用した選手の名前も知りたい
こんなお悩みにお答えしていきたいと思います。
PGAツアートッププロの数多くが使用するシューズメーカーの1つであるナイキ。
本記事では、2020年のフェデックスポイントランキングをもとに、上位70位までの選手に使用されたナイキのゴルフシューズを調査しました。
あわせて、ランキングには入らなかった有名選手のシューズや、使用された靴の解説も紹介していきます。
この記事を書く私は
ゴルフ歴3年半でベストスコア70台を達成した20代中盤ゴルファー
過去20足以上のレビューをしてきたゴルフシューズオタク
2020年にプロが使用したナイキのゴルフシューズ
今回の調査では、2020年のプレーオフ第2戦以降に出場した選手の使用シューズを対象とします。(第2戦以降に出場するには上位70に入らなければならない)
2020年世界上位70位までの選手に使用されたナイキゴルフシューズ
人数 | シューズ | 使用選手 |
6 | ローシGツアー | キャメロン・チャンプ、ローリー・マキロイ、スコッティ・シェフラー、ヴィクター・ホブラン、マシュー・ウルフ、アレックス・ノレン |
2 | リアクトヴェイパー2 | パトリック・リード、テイラー・ゴーチ |
2 | エアズームビクトリーツアー | ポール・ケーシー、ラッセル・ヘンリー |
1 | TW20 | タイガー・ウッズ |
1 | エアマックス1G | ジェイソン・デイ |
1 | ジャノスキG | トニー・フィナウ |
1 | AJ(エアジョーダン)11 | ライアン・パーマー |
調査した70人中、14人がナイキのシューズを使用しました。
ちなみに1位はフットジョイの32人で、およそ半数(45%)の割合。
全メーカーの使用されたシューズの傾向が気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください
最も使用されたシューズはローシG
PGAのトッププロに最も使用されたのはローシGツアー。
スニーカー「ローシワン」をモデルにしており、快適性・シンプル・低価格が売りの人気シューズです。
ルーキーオブザイヤーのシェフラー、同賞を争ったホブランやGGスイングでおなじみのマシュー・ウルフなど多くの若手が使用しました。
代表的な使用選手ローリー・マキロイは、2010年半ばのルナコントロールの監修を行うほど機能性に対してこだわりが強い選手。
そんな彼の使用シューズが1万前後の価格で手に入るわけで、海外を中心に根強く支持されています。
私自身もローシGツアーを2020年のナイキベストシューズとして選出しました。
リアクトヴェイパー2
パトリック・リードが使用したリアクトヴェイパー2は、2019年に渋野日向子選手が使ったことでも有名。
「ルナコントロール→ルナコントロールヴェイパー→リアクトヴェイパー」と、設計思想が長く引き継がれています。
いずれも機能性が高く評価されたシリーズばかりで、2010年代ナイキの集大成です。
エアズームビクトリーツアー
2019年発売のエアズームビクトリーツアーは、「無印<プロ<ツアー」と3つのランクに分けて展開されたシューズの1つ。
ポール・ケーシーなどの欧州勢の選手に愛用されているシューズ。19年にはマキロイも使用し、金色の特注モデルでプレイヤーズ選手権を優勝したことが有名ですね。
出典:rorymcilroytracker[Instagram]
「ズームエア+リアクトソール」という高機能性と高級感あるアッパーが特徴的で、ハイエンドモデルにふさわしい1足です。
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ミドルモデルにあたるエアズームビクトリープロの解説・レビューはこちら。
エアズームタイガーウッズ’20
出典:ナイキ
Air Zoom Tiger Woods ’20は、その名の通りタイガー・ウッズのシグネチャーモデル。
2019年発売のTiger Woods 71 FastFitに続いて、20年も改良版が発売されました。
主な変更は、ツアープレミアで搭載されたFastFitシステムを靴紐に、ミッドソールをリアクトに変更したことなど。
使用素材を最新仕様にアップデートし、より洗練されたシューズとなりました。
エアマックス1ゴルフ
ジェイソン・デイが使用したのは、エアマックス初のゴルフシューズ「エアマックス1G」。
19年の途中からローシGツアーと併用を始め、2020年は1Gに絞って使用しました。
19年はメジャー大会限定モデルに採用されたシューズの1つで、当時の映像を見ると色々な柄のエアマックス1Gを見ることができますよ。
出典:PGA[YouTube]
彼が着用したのは、全米プロゴルフ選手権の限定モデル”Safari Bred”です。
ジャノスキG
出典:ナイキ
スケートシューズのジャノスキをレクリエイトしたジャノスキG。
ソールのギザギザ以外は本家を忠実に再現しており、ローテク感まんさいです。トニー・フィナウ以外は使用した選手をみたことがなく、実質彼のためのシューズと言えます。
フィナウは2019年にはエアマックス1Gを着用しており、積極的にスパイクレスを使用する選手の1人です。
エアジョーダン11ゴルフ
ライアン・パーマーは、エアジョーダン11ゴルフを履いてプレー。
2015年以降様々なエアジョーダンが発売されましたが、試合で使用されるのはほぼ11。スニーカーと同様、ゴルフシューズにおいても人気が高いようですね。
シューズの詳細な解説はこちらの記事で行っています。
本来ランキングに入るはずだった選手
先ほどは、2019〜20シーズンのFedexポイントランク上位70人までのシューズを紹介しました。
ここからは、本来ランキングの上位に食い込むはずだった選手3人を紹介します。
ケプカは2つのシューズを使い分け
ナイキを代表するトップスター、ブルックス・ケプカ。2019年からのケガの影響で大きくランクを下げてしまいました。
ケプカは2018、19年から名作シューズとして評判の高いツアープレミアを使用。
この2年間で優勝した3つのメジャー大会では、様々な限定モデルを着用しました。
2020年からは、彼がナイキと共同開発したエアズームインフィニティツアーを使用。
スタイリッシュなデザインと、歴代の技術を詰め込んだ史上最強のシューズです。
欧州勢のスターはローシを使用
続いて紹介する選手はヨーロッパを代表する2人、トミー・フリートウッドとフランチェスコ・モリナリ。
ヨーロピアンツアーが主戦場であることと、昨今の情勢でPGAツアーに参加できずランクを落とすことに。
2人が愛用するシューズはローシGツアー。フリートウッドは、2020年に出場したマスターズや全米オープンなどで、メジャー限定の特別モデルを使用しました。
メジャー限定モデルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
さいごに:2021年はシューズに大きな世代交代がおこるかも
様々なシューズを紹介しましたが、実は20年に発売されたシューズはTW’20とインフィニティツアーだけ。
2020年は選手のシューズ事情に目新しいニュースがありませんでした。
ですが、シューズが使用されるサイクルは約2年間(ナイキのシューズが2年間しか発売されないため)なので、2021年は多くの選手が新シューズを着用する1年になりそうです!
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