出典:nike golf
こんにちは、アレオです。
今日は、ナイキゴルフのトピックついて。
ナイキのゴルフウェアといえば、PGAツアーで最もよく着用されるウェアの1つです。
今、そんなナイキゴルフに明らかな変化が起きています。
今回はナイキゴルフが迎えた新たな転換点について解説していきたいと思います。
この記事を書く私は、ゴルフ歴3年半でベストスコア70台を達成した20代中盤ゴルファーです。全世代のアマチュアゴルファーに向けてゴルフに関する様々なコンテンツを発信しています。
ナイキが作ってきた文化
ナイキと言えばジョーダン、というイメージを持つ方は多いはずです。
ナイキとNBAプレーヤーは多くの人のファッションや文化に影響を与えてきました。
ジョーダンによって、スポーツスタイルが人々のファッションに当たり前のように浸透していったわけです。
スニーカーだけでなく、ライフウェアの側面からも同様のことが言えます。
ゴルフがファッションに与える影響
一方、ゴルファーでファッションスタイルのアイコンとして思い浮かぶ選手は?と聞かれ、選手名を答えられる人がいるでしょうか。
おそらく多くの方が答えられないはず。
世界的に見て、所詮ゴルフはマイナーなスタイルだと思われているからですね。
このように、プロゴルファーがNBAプレーヤーのように人々のスタイルに与える影響はほとんどありません。
確かにタイガーの勝負服である「赤×黒」は、多くの人に知られているスタイルではありますが、ゴルファーですらその恰好を真似ることはほとんどありません。
出典:Tiger Woods
ナイキゴルフは今大きな変化を迎えている
やや閉塞的で地味なゴルフ界において、ナイキはそのイメージを払拭するためのアピールを行っています。
ナイキのストリートウェアとしての側面を、ゴルフに積極的に展開しようという流れです。
2020年に展開されたアパレルを見れば、その流れが分かります。
伝統的なナイキポロとシューズの変化
ナイキのゴルフウェアと言えば、クラシックなポロ×原色というスタイルが伝統的でした。
シューズにおいても、ランニングシューズやクラシックスニーカーを流用したデザインがこれまでのメインです。
ところが近年は、ポロデザインの一新・ライフスタイルシューズをゴルフに用いるといった変化が見られます。
出典:Nike Golf Nike.com
ここ最近、ストリートシューズの代表であるエアマックスを次々にゴルフシューズにレクリエイトしています。
2020のゴルフシューズは決定的な転換点になる
こういった変化が徐々に浸透しているナイキゴルフですが、2020年のシューズは決定的な転換点となるラインナップになっています。
2020年に発売された、「エアマックス97G」や「エアマックス270G」はこれまで以上にストリートスタイルとしての側面が強いシューズです。
出典:el.ja_y_ beergamesnkrs
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クラシックなデザインとは相容れない、ストリート感を前面に押し出したスタイルとなっています。
これまでに発売されたエアマックス1や97は、80~90年代に発売された往年の名作をゴルフシューズにレクリエイトするという流れでした。
しかし、エアマックス270は2018年に発売された比較的新しいモデルで、ストリートスタイルをゴルフに浸透させようという動きが加速していることが分かります。
ツアープロも独自のスタイルを発信
こういった変化は伝統的なスタイルを好むゴルファーには受け入れがたいものかもしれません。
しかしデザインの変化を積極的に取り入れているのは、ナイキだけではありません。
PGAツアーで戦う一流のツアープロもです。
ケプカが担うファッションアイコンとしての役割
ブルックス・ケプカは選手としての活躍だけでなく、彼のファッションスタイルにも注目が集まっています。
ツアーチャンピオンシップでは、オフホワイト×ナイキのシューズを履いていることが話題になりました。
オフホワイト×ナイキのコラボシューズは世界中のスニーカー好きが注目する一足で、定価が2万円前後でありながら10万円代のプレミア価格で取り引きされるほどの人気ぶり。
ケプカがこのシューズを使用したことによって、多くの若年層の注目がゴルフに集まるきっかけとなりました。
出典:HIGHSNOBIETY
(シューズにタグが付いているのが、オフホワイト×ナイキコラボの最大の特徴です)
メジャートーナメントにおいても、ケプカは自身のスタイルを発揮しています。
ナイキと言えば誰しもが思い浮かべるスウォッシュマーク。ケプカはそのマークを使用せず、ナイキの文字が書かれたキャップを着用しました。
ストリートウェアが持つ、型破りなイメージをゴルフウェアを通して表現したのです。
出典:nikegolf
ナイキがゴルフのイメージを変える時代が来る
ゴルフ界独特のファッション観
そもそもゴルフ界というのは保守的で固定観念が強い、というイメージを持つ方は多いはずです。
ドレスコードや営業の仕組みなど、時代に合わせた変化が求められると20代の私は常々考えています。
そしてこの保守的な考え方は、ゴルフ界独特のファッション観にも表れています。
・極端な柄物
・奇抜な色の組み合わせ
・「トレンド」がない
もちろんファッションの好みが人それぞれであることは言うまでもありません。
しかし、同年代をターゲットにしたファッション誌とゴルフ雑誌を見比べて、どちらがセンスが良いかと聞かれれば誰しもが前者と答えるでしょう。
ゴルフ雑誌には、奇抜な柄物や色の着こなしが常にページの一部分を占めており、トレンドという目新しさがないからです。
ナイキが提案する新たな流れ
そんな保守的なゴルフウェアにおいて、ナイキは新たな挑戦をしています。
・よりグラフィカルなポロの提案
・ストリートスタイルを前面に押し出したラインナップ
ストリートウェアを通して人々のスタイルを提案するブランドが、ゴルフウェアに新たなトレンドをもたらそうとしています。
ゴルフに付きまとうネガティブなイメージが、ナイキによって「カッコイイ」というイメージに生まれ変わるのではないでしょうか。
若い世代を中心とした新規層の取り込みには、アパレルを通したアプローチはとても効果的といえます。
こうしたアプローチの積み重ねが、ゴルフのイメージを変える新たなトレンドを生み出すかもしれません。
これからのナイキゴルフの動向もぜひチェックしていきたいところですね。
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