こんにちは、アレオです。
今回は、スコア90切りを達成した人の割合について考えてみます。
・90切りを達成してる人の割合ってどれ位?
・90切りって実際難しいの?
・達成するためには何をしたらいいの?
こんなお悩みにお答えしていきます。
本記事では、具体的なデータをもとにゴルファーの90切りの割合を考察。また、私が90切りを達成するために行動したことも合わせてご紹介しますね。
90切りの壁を正確に知ることで、達成までの道のりをよりはっきりとイメージできるはずです!
この記事を書く私は、ゴルフ歴3年半でベストスコア70台を達成した20代中盤ゴルファーです。これまでの経験をもとに、全世代のアマチュアゴルファーに向けてスコアアップに役立つ情報を発信しています。
引用元のデータをご紹介
今回引用するデータは、日本パブリックゴルフ協会(PGS)が2012年に行った調査に基づいています。
アンケート調査の概要は下記の通りです。
・ゴルフ場来場者にアンケートを実施
・平日と土曜の2日間で調査
・性別や年齢、平均スコア等を質問
・回答数は合計で9687人
平日と土曜の2回に分けた調査はとても重要です。
なぜなら、平日と休日ではゴルフ場に通う年齢層やレベルが違うからですね。
土曜は休日にしかラウンド出来ないサラリーマンゴルファーが主なのに対して、平日はシニア層の方が多くを占めます。当然スコアのレベルも変わってくるはずです。
性・年齢別の割合
それでは調査の具体的なデータを見ていきたいと思います。
こちらは回答者の性別と年齢の割合です。
ゴルファーの性・年齢別特性
引用元:ゴルファーの動態調査 – 公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会
グラフから、平日はシニア層・女性が中心であるのに対して、休日は30~50代の男性が圧倒的に多いことが分かります。
働き盛りのサラリーマンの方は休日にしか行けません。
それにしても、20代の割合が少ないですね・・・。書いてて悲しくなってきました(笑)
居住者の割合
続いて、回答者の居住地の数です。多かった順に10位までを抜粋して掲載した表がこちらです。
アンケート回答者の居住地
基本的には、人口やゴルフ場の多さに比例した順位になっています。
ゴルフにおけるスコア90切り達成者の割合
それでは平均スコアの分布を確認してみたいと思います。アンケート調査の結果、このようになりました。
アンケート回答者の平均スコア分布
引用元:ゴルファーの動態調査 – 公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会
曜日の違いでスコアの分布に違いがあることが分かりますね。
・休日
→平均スコア100台以上の割合が平日に比べて多い
・平日
→平均スコア90台以下の割合が休日に比べて多い
先ほども言及したように、休日はいわゆる月1ゴルファーが多いのでスコアのレベルが下がるからですね。
ベストスコア90切りの割合を考えてみる
残念ながらこちらの統計は、平均スコアの分布ですのでベストスコアの割合は分かりません。
ある程度推測ではありますが、こちらの表からベストスコア90切りの割合を考えてみます。
・平均スコア90台の人のうち、50%は90切りを達成していると仮定
・70台+80台+90台/2で計算
平均スコア90台のうち、半分程度の人達(平均スコア95以下)が90切りを達成していると仮定します。
すると、およそ35%の人が90切りを達成していることになります。予想以上に高い結果となっていますね。
このアンケートの落とし穴
先ほどの結果から、およそ3人のうち1人が90切りを達成していることが分かりました。
しかしこの結果を見て、ほとんどの方は違和感を覚えたはずです。ちょっと多すぎやしないかと。
実際その通りでして、このアンケートには大きな落とし穴があります。
なぜなら、ゴルフ場に来た人にしかアンケートをとってないからです。
ゴルフ場に来た人にのみアンケートを取ると、普段からゴルフ場に来ている人の割合が高くなります。ゴルフ場にあまりいかない人はスコアが低い傾向にあるので、この調査ではスコアが低い人の人数が少なくカウントされているはずです。
つまり、実際に90切りを達成した人の割合はもっと少なくなるはずです。
やはり90切りは難しい道のり
先ほどの考察にもありましたが、90切りを達成できる人の割合はもっと少ないはずです。
実際にGDOが2008年に行ったオンライン調査では、7割もの人が100切りを達成できていないようです。
過去2年間の平均スコアと100切り率
「実際、ゴルファーの 68%が平均スコアで 100 を切っておらず、さらに月1ゴルファーの 60%、ゴルフ歴 10~20 年のゴルファーでも 66%は、年間平均スコアで 100 を切れていないということが、自社の調査結果からわかっています。」
引用元:68.3 – ゴルフダイジェスト・オンライン – GDO
PGSから引用したデータとかなりの乖離(PGSのデータでは、30%~40%程度と推測される)があります。
100切りの割合が30%程度なら、90切りを達成した人の割合は15%程度になると考えるのが妥当です。
皆さんの感覚的にも、腑に落ちる数字ではないでしょうか。90切りはかなりシビアな道のりであることが分かります。
90切り達成のためにやるべきこと
割合でみると、90切りはとてもシビアな道のりであることが分かりました。
ですが、必ずしも達成できないわけではありません。練習の目的や狙いを理解し、ある程度の戦略をもってラウンドすれば必ず達成できます。
バイト代で月一ラウンドをしていた、お金のない大学生だった私でも達成できたからです。練習も多くて週2回の頻度でしたし、クラブを買いかえる余裕なんてないので父親のお古を使っていました(ウッドやウェッジは全てメーカーがバラバラでした笑)
そんな私でも達成できたのは、自分なりに90切りを達成するための戦略をたてて行動したからです。実際に私がとった行動をお伝えしたいと思います。
・実際に達成した人に聞いてみる
・弱点を克服する
・スコアメイクのポイントをおさえる
・練習の配分を見直す
実際に達成した人に聞いてみる
身近な人にアドバイスを求めようと考え、ベストが80台の父に何をすべきか聞いてみました。
実際に90切りを達成している人は、そのために何をすべきか知っているからです。
父は3オン2パットのボギーを取り続けることが何よりも大切だと言いました。今となっては当たり前のことですが、当時は目標のために具体的な数値を決めて取り組むという考えがありませんでした。
これを聞いた私は、3オン2パットのボギーを取るために練習の段階から何を意識すべきか考えました。
弱点を克服する
ここからは具体的に、ボギーを取り続けるために実践したことをご紹介します。
ボギーを取るためには、何よりもまずダブルボギー以上の大たたきをしないことが肝心だと考えました。
90切りを達成できないのは、パーよりもダブルボギー以上の回数が多いからです。
私の場合、OBとバンカーを1打で出せないことがスコアの足かせでした。これらの弱点を克服するために以下のことを実践しました。
・OBで崩れる
→ドライバーでなくより確実な3Wを使用する
・バンカーを1打で出せない
→バンカー練習が出来る打ちっぱなしに通い練習
スコアメイクのポイントをおさえる
80台をとるためのスコアメイクのポイントを複数考え、それらを実践しました。
ただ一つのことを極めようとするだけでは、目標のスコアには届きません。
ゴルフはアプローチやパターなどの様々な要素でスコアが構成されているからです。アイアンの練習ばかりではなく、ボギーを取るために、アプローチやパターに必要な技術を考えて以下のことを実践しました。
・アプローチで確実に3オンしたい
→10ヤード刻みで打ち分ける練習
・3パットを防ぎたい
→スタート前のパター練習で徹底的に距離感を作る
練習の配分を見直す
ここまでの話でお分かりかとは思いますが、今までの練習の配分を見直す必要がありました。
ドライバーやアイアンの練習を減らし、代わりにアプローチやバンカーの練習を増やしたかったからです。
もちろんドライバー等の練習を減らすことが正しいわけではありませんが、限られた時間やお金の中でより良いスコアを目指すためには、練習の配分を最適化する必要があります。
私は上記の最適化を実践したことで、90切りや80切りを早くに達成できたのだと思います。
まとめ:90切りの割合は少ないが、達成できないわけではない!
今回の記事では、90切りを達成した人の割合を実際のデータをもとに考えました。また、実際に90切りのために起こしたアクションをご紹介しましたね。
最後にもう一度内容を振り返りたいと思います。
・90切りを達成した人の割合
→PGSのデータではおよそ35%
→GDOのデータも考慮すると、20%前後が妥当か
・90切りを達成するためのアクション
→人に聞く・弱点の克服・スコアメイクのポイントを抑える・練習配分の見直し
目標達成にむけて一緒に頑張っていきましょう!
「90切りのために必要なことを他にも知りたい!」と思った方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
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