こんにちは、アレオです。
今回は、クラブの本数と選び方に関するお話です。
・ゴルフクラブって数に決まりがあるの?
・本数をどんな風に決たらいいのか分からない
・おススメの組み合わせがあれば教えて
こんなお悩みにお答えしていきます。
本記事ではゴルフクラブの本数に関するルールをご紹介しつつ、初心者~中級者におススメのクラブセッティング(組み合わせ)をご紹介します。
この記事を読み終えれば、もうクラブセッティングには迷いませんよ!
この記事を書く私は、ゴルフ歴3年半でベストスコア70台を達成した20代中盤ゴルファーです。全世代のアマチュアゴルファーに向けてゴルフに関する様々なコンテンツを発信しています。
ゴルフクラブの本数は14本まで
ゴルフクラブの本数は14本までという明確なルールがあります。
競技のなかで、15本以上のクラブを持参してしまった場合は最高で4打罰のペナルティが課されしまうんです。簡単に規則をまとめると、以下のようになります。
・発覚しだい、同伴競技者・競技委員に報告
・1ホール目で発覚した場合は2打罰、それ以降の場合は4打罰
アマチュアの皆さんは遊びなので罰則はないですが、一応ルール通りの本数を上限とするのが慣例です。
もっというと、初心者~中級者のうちは、14本もクラブを持つ必要はありません。この点に関しては、記事後半で解説していきます。
14本を構成するクラブの特徴
クラブには、ドライバーやパターといったクラブの種類がいくつかあります。
打ちたい距離によって、クラブの種類を使い分けるんです。14本を構成するクラブの種類を飛距離が小さい順にご紹介します。
パター<ウェッジ<アイアン≦ウッド、ユーティリティ<ドライバー
パター
クラブセッティング(バッグに入れるクラブの組み合わせ)の中に、必ず入るものですね。
パターには、形状によっていくつか種類があります。代表的なのは、「ピン型・L字型・T字型・マレット型」などです。一例を示すと、ヘッドが小さいのがピン型、大きいのがマレット型のパターです。
形状によって機能が異なりますが、最初はとりあえずマレット型を選んでおくのが良いです。
一般的に易しいパターと言われていますし、PGAツアーのトッププロですらマレット型を選ぶのがトレンドとなっているからですね。
ウェッジ
アプローチに使います。
SW(サンドウェッジ)やAW(アプローチウェッジ)のようなアルファベットか、58や56などの数字が刻印されているクラブがウェッジです。
ウェッジは通常バッグに2、3本入れます。何を基準に複数使い分けるかというと、クラブのロフト角です。
ロフト角とは、クラブのフェース面がどれだけ上を向いているかを表す角度ですね。
つまり、ロフト角が大きいクラブほど球が真上に上がり飛びません。
ちなみにSWやAWといった名称ですが、今はあまり使われず、ロフト角の数字でウェッジを呼び分けるのが一般的です。
アイアン
多くの場合、ティショットの後の2打目に使用するクラブです。これでグリーンを狙います。
・一般的にPW・9・8・7・6・5という組み合わせが多い
・数字が小さくなるほど、飛距離が大きくなる
PWは「ピッチングウェッジ」の略なのですが、なぜかウェッジではなくアイアンとして販売されます。
ウェッジの話に戻りますが、PWのロフト角とウェッジのロフト角を等間隔にすることで綺麗な距離の階段を作ることが出来ます。
私の場合、PWのロフトが46度なので、ウェッジは4度ピッチで50・54・58を持っています。
フェアウェイウッド(FW)、ハイブリッド
アイアンとドライバーの間の距離差を埋めるのが、FWやハイブリッド(ユーティリティとも呼ばれる)といったクラブです。
FWはドライバーがそのまま小さくなった形状なのに対して、ハイブリッドは少し小ぶりな形状をしていることが分かります。ハイブリッドというのは、アイアンとウッドの性質を併せ持ったクラブという意味です。
左がFW、右がハイブリッド
引用元:CLUB PING ピンゴルフ オフィシャルサイト
実は5番アイアン~ドライバー間が、セッティングに最も個性が出ます。
このあたりのクラブの種類がとても多いからですね。5番ウッド(クリーク)や3番ウッド(スプーン)を入れる人もいれば、ハイブリッドのみの人もいます。
種類が色々あって選ぶのに迷いますが、基本的にはウェッジと同じでロフト角を出来るだけ均等にするように組むのが良いでしょう。
ドライバー
ティショットで使用するクラブですね。ロフト角は大体10度前後です。
ロフト角が小さいほうが飛ぶと言ってきましたが、ドライバーだけは少し違います。弾道が低すぎるとかえって距離が出ないケースがあるからです。
そのため弾道が低くなりがちの人は10度以上にしますし、逆に上がりすぎな人は低めの10度未満のドライバーを使います。
実際には、スイングのスピードなどによって適正弾道とよばれる理想値があります。お店のスタッフに、このあたりの弾道をみながら選んでもらうのが良いでしょう。
初心者におススメのセッティングの決め方
クラブの種類を説明されたはいいけど、結局何をどう組み合わせたらいいのかとなります。
そこで、初心者におススメのクラブセッティングの決め方をご紹介します。ポイントは3つです。
・14本そろえない
・5番アイアン以上はティショット用があればOK
・ウェッジは3本
14本そろえない
ゴルフを始めたての人が、いきなり14本フルで買いそろえる必要はありません。理由は主に2つです。
・後で買い替えるから
・最初は上手く打てないから
一つ目の理由です。上達に伴ってスイングのスピードがあがると、クラブのスペックが自分に合わなくなるからです。
実際に私も、たった3年間で14本のクラブを全て総とっかえしました。特に年齢の若い方は、上達に伴ってスイングのスピードが急激に上がるので要注意です。
2つ目の理由は、最初から全てのクラブを上手く打てないからです。特に5,6番アイアン以降のクラブは初心者がいきなり打つのは難しいでしょう。
難しいクラブを最初から揃えると、それが打てるようになる頃には自分に合ってないなんてことが十分あり得ます。
最初は少なめにクラブをそろえ、後で自分のスペックに合ったクラブを買い足していく方が経済的ですよ。
5番アイアン以上はティショット用があればOK
先ほどの「14本揃えなくていい」を少し深堀します。
そろえなくて良いクラブとは、5番アイアン~ドライバーの間のFW・ハイブリッド。これらをゴルフ初心者の人が上手く打つことは100%不可能だからです。
唯一使っていい場面なのはティショットですね。FWやハイブリッド、何でもいいので比較的打ちやすいクラブを一本見つけてティショット用として使いましょう。それ以外のFW系のクラブは、すぐに買いそろえる必要はありません。
このあたりの話はこちらの記事でも詳しく解説しています。ゴルフを始めた人が最初に目指す、100切りというスコアにFW系のクラブが多く必要ないという話をしています。
ウェッジは3本
クラブをあまり買わなくていいと言ってますが、唯一買ってほしいのはウェッジです。
短い距離からグリーンに乗せる確率を少しでも高めてほしいからですね。
・100ヤード以内の距離の打ち分けがより正確に
・2本の場合、ウェッジ間の飛距離差が開き過ぎる
ウェッジが2本と3本とでは、クラブ間の飛距離差がまるで違います。具体的に私が使っているクラブの飛距離を例に解説してみたいと思います。
・PW(46度):130y
・50:115y
・54:100y
・58:85y
ロフト角を4度ピッチにしている私は、ちょうどクラブ間の飛距離差が15yずつです。
ウェッジを2本しか入れていなかった場合、クラブ間の飛距離差がさらに開きます。すると、間の飛距離を打ち分けるのがとても難しくなるんです。
短い距離は誰でもチャンスになる場面ですのでウェッジを3本入れて、飛距離差のギャップをなくしましょう。そうすれば、間の距離を打たないといけない確率が下がります。
まとめ:セッティングでより良いスコアを!
今回は、クラブの本数の決まりとそれを構成するクラブの組み合わせについてお話しました。
上記のセッティングのおススメを実行して頂けたら、よりスコアにつながるゴルフができますよ!最後にもう一度内容を確認しましょう。
・いきなり14本買いそろえない
→後で買い替えることになる
・ウェッジ3本とPW~5番アイアンまでは必須
→ウェッジの本数を増やして、短い距離をチャンスに変えよう
・アイアン以上のクラブは、まずはティショット用の一本でOK
→ウッド系のクラブは最初は上手く打てない
→ティショットが打ちやすいクラブをまずは一本探す
最初はクラブに関して、種類や覚えないといけない用語が多すぎて戸惑うかもしれません。
ですが、一度理解してしまえば後はクラブを買い替える場面で困ることはなくなりますよ!
自分にぴったりのセッティングをぜひ見つけてみて下さい。
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