先日こんなものを読みました。
タイトルは「自分史上最高の飛距離が手に入るスイング」。
この本は、今日本で話題のGGスイングについて書かれたレッスン本になっています。
ゴルフ初心者・飛距離を伸ばしたい方・GGスイングに取り組みたい方におススメしたい本です。
著者である藤本敏雪氏(通称フジモンティ)は、今日本で話題のGGスイングを指導する第一人者のツアープロコーチ。
最近ですと、片山晋呉プロなどのトッププロも指導されています。
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私は昨年からGGスイングの存在を知り、今現在もこの理論を実践するべく日々スイングの改造に取り組んでいます。
GGスイングに取り組んだことで、4ヶ月で15ヤードの飛距離アップを実現できました。
さらに、2020年の年始には京都で藤本コーチのマンツーマンのレッスンもうけました。レッスンのおかげで、私のスイングもメキメキ良くなっています。
今回はこの本について、GGスイングの解説をしつつご紹介するお話です。
GGスイングとは
GGスイングとは、アメリカのレッスンプロであるジョージ・ガンカス氏が提唱しているゴルフスイング理論のこと。(GGは彼の名前のイニシャル)
ジョージ・ガンカスのYouTubeチャンネル
ユニクロのアンバサダーである、アダム・スコット選手(感動パンツの人)も実践しています。
スイングの基本的な概念は、フェースの開閉を減らしながらボディターンをして打つことで、方向性・飛距離・再現性を高めるということ。
要は、手を返さないで体の大きな筋肉を使ってローテーションするので球がぶれにくいし、飛距離も出るということです。
これまでのスイングとは違う?
身体の使い方が、日本で元来良しとされていたスイングとはずいぶん異なります。
日本では、体を閉じインパクトで腕のターンを使って打つ動きが一つの主流だったからです。
またスイングの独特な動きや、キャッチーな名前で昨年頃から日本でも注目され始めました。
スイングの特徴・飛距離の秘訣
日本では、体を閉じインパクトで腕のターンを使って打つという動きが一つの主流でした。
ところがGGスイングでは、これらの主流とは間反対の動きをします。
いくつか特徴的な動きをご紹介。
・がに股
・ボディローテーション
・シャローイング
がに股
GGスイングの特徴の一つとされているのがこのガニ股のポーズ。こんなフォーム今まで見たことないぞと注目を集めるきっかけにもなりました。
身体のローテーションでボールを打っていくのがこのスイングの基本コンセプト。
左骨盤を下げながら左ひざでスイングをリードすることで、よりスムーズな回転を生み出せます。
がに股ポーズは地面を強く踏むときの地面反力を回転力に変える動きでもあります。
足の大きな筋肉を使うことで飛距離を生み出すエネルギーを効率よく生み出すことが出来るんです。
思いっきり体を回転させる
体の回転でボールを打つのがこのスイングの大事な所。
であれば、常に体を回し続けてスイングするのがこの理論の要になります。
ジョージはインパクトの瞬間に腰が45°回っているくらいがいいと言っています。体を閉じて打つものと言われてきた人にとっては衝撃的なことですよね。
シャローイング
シャローイングとは、バックスイングからの切り返しでシャフトが地面方向に倒れること。
切り返しでシャフトを寝かせるなんて動き自体が、GGスイングが注目されるまでなじみのない動きでした。
正確にいうと、体を回すことによって自然とクラブが寝てくるのが理想。クラブを無理やり寝かせるのは正しいスイングではありません。
GGスイングのメリット①:飛距離があがる
ゴルファーにとって大きな目標の一つは飛距離アップではないでしょうか。
私自身、飛距離が15ヤード伸びてゴルフの楽しさがさらに深まりました。
飛距離があがることで、プレーの選択肢がぐっと増えたからです。(ティショットの番手を落として確実性をとる、ロングホールで2オンを狙いに行く)
飛距離が伸びたということ自体も大きなモチベーションアップにもつながります。
飛距離があがるワケ
このスイングに取り組むことで、多くの方が飛距離アップを実現できると考えます。
GGスイングは、使う筋肉の量が今までとは段違いに多いからです。体を回転させながら打つ動作は今までになじみがない動きのため、はじめは違和感を感じます。
ですが、この違和感は今まで自分が使えてなかった筋肉を使えているという証拠なんです。
私は、ローテーションがスムーズになってきたな感じると同時に飛距離も上がってきました。
むしろ体に負担のないスイング
筋肉を使うというと、すごくハードなことをするように聞こえますがそんなことはありません。
むしろ、体に負担のないフォームです。
腰痛などのケガに悩むプロの選手もローテーション系のスイングを取り入れているからです。
ケガに悩んでいた石川遼プロも、昨年頃から体の回転を意識したフォーム改造を行っているのは多くのメディアに取り上げられています。
飛距離アップにつながり、かつケガのしにくいスイングになるワケです。
GGスイングのメリット②:手打ち・腰のスウェイの克服に良い
アマチュアゴルファーの最大の悪癖の1つは、手打ちや腰のスウェイ(スライド)だと思います。
私自身も手打ちや腰のスライドにとても悩んでいました。この2つの動作がやっかいなのはこういった理由からです。
・ボールコンタクトのタイミングアがとりづらくなる
→調子が悪い日のパフォーマンスが最悪
・手で返すことで、弾道の高いボールになる
→飛距離がでない、風に流されやすい
手打ち・腰のスウェイを克服しやすいワケ
ですがGGスイングは、これらの悪癖を克服するのにうってつけのスイングです。
なぜなら、手を返さずに・体重移動(左右の)せずに体の回転で打つスイングだからですね。あたり前のことを言っているだけと思うかもしれませんが、これがすごく重要なことです。
手打ちを例に解説
一例として手打ちの話をもとに解説します。
手を返さずにスイングするということは、バックスイングからの動作全てが手を返さないための予備動作になっています。この予備動作が手打ちを克服するのに絶対欠かせない要素です。
なぜなら、切り返し以降で手打ちをしない意識をしても、すでに手を返さざるを得ない状況(体の使い方)になっていれば意識の問題で解決しようがありません。
本気で手打ちを克服したいなら手を返さずに打てる、あるいは、手を返さずに打たざるを得ない状況に持ち込むことが重要です。
GGスイングはそれが実現できるスイングだと思います。
この本がおススメなワケ
GGスイングの良さが分かって頂けたでしょうか。
ですが、以前はこのスイング、身の回りの人達にあまりおススメできませんでした。
というのも、スイングに関する情報が少なく、自分で学ぶのが難しかったからです。
この難点を一気に解決したのが、この本「自分史上最高の飛距離が手に入るスイング」です。おススメポイントを3つご紹介します。
・良質な日本語の情報源
・とにかく分かりやすい
・明確な動作の基準があるので分かりやすい
良質な日本語の情報源
GGスイングなどのローテーション系スイングに関する日本語の情報はあまり多く出回っていません。
英語ならGGスイングのようなローテーション系スイングの情報源は割とたくさんあるんですけどね。(本家本元であるジョージ・ガンカスのYouTubeチャンネルもその一つ)
そんな日本において、本の著者である藤本氏はいち早くGGスイングの存在を知り、この理論を実践してきたパイオニア的な存在です。
日本語でGGスイングを学びたいなら、彼の情報源が唯一といってもいいくらいでしょう。それ位良質な情報源なんです。
とにかく分かりやすい
この本を読んでみて感じたのは、分かりやすく読める工夫がたくさんあるということでした。いくつか抜粋してご紹介します。
・本なのに動画が見れる
→本にあるQRコードのリンクから、インスタグラムやYouTubeの動画が見れる
・難しいゴルフ用語には解説がついている
→初心者になじみのない横文字に細かな注釈
・必ず動作の理由・目的が説明されている
→動作一つ一つを納得しながら理解できる
スイングの一連の動作など、まずは動画を通してみた方が直観的に理解しやすいと思う箇所にはこういった配慮がなされていました。
また、用語の注釈が必ず同じページにあるので、一度も立ち止まることなく読めちゃいます。
最後に驚いたのが、必ず動作をする時の理由や目的が分かりやすく書かれていることです。アドレス1つとっても足幅、手の位置や握り方などに丁寧な解説がなされています。
動作一つ一つの目的を理解して取り組んだ方が、最終的なスイングのクオリティも高まりますし、身に付く速度も早まります。
理由を聞かないと納得できない性分なので、とてもありがたいです。
明確な動作の基準があるので練習しやすい
この本の良いところは、バックスイングからフォローまでの一連の動作に明確な指標・基準があることです。
もう少し具体的に言うと、こんな感じです。
・スイング一連の動作を10段階に分解
・その10の段階全てに、目指すべき体の動作・基準を設定
基準があることで、スイングの全容を理解しやすい・自分のスイングと比較して修正がしやすいというメリットがあります。
スマホで自分のスイングを撮影してこの本と見比べれば、練習の効率が一段と高まります。
本の活用法
実際に本を買ってから、どのように練習するのがおススメなのか考えてみました。
・一連の動きを真似してみる
・難しい動作はドリルで集中練習
順を追って説明していきます。
一連の動きを真似してみる
まずは購入した本を読み、一連の動きを真似るところから始めていきます。
スイングの動画を撮影し、ポジション(P1,P2…)毎に動きを再現出来ているかどうかを確認です。
実際にボールを打つ時の本気のスイングではなく、スローモーションで良いので体にゆっくりと動きを覚えさせていきます。かなり地道ですが、ここが一番重要な練習です。
特にバックスイングはボールを打たずにしっかりと型を覚えこませることを強くお勧めします。
GGスイングを練習すると切り返しからインパクトまで(P5~P7)にばかり気を取られがちですが、バックスイングが正しくないと絶対に再現できない動きだからです。
難しい動作はドリルで集中練習
徐々にボールを打っていくことになりますが、所々で難しくて再現しずらい動作も出てくるかと思います。
特に切り返し~インパクト(P5~P7)までの動作は、今までのスイングとは決定的に違うので難しく感じて当然です。
ですが、この本にはさらにありがたいポイントが。
巻末に特定の動作の習得にフォーカスしたドリルがいくつも掲載されています。特別な道具を必要とせずに、すぐに実践できるものばかりです。
これらのドリルを実践することで、苦手なポイントを徐々に克服できるかと思います。
さいごに:間違いなく持っておくべき一冊!
今回は。GGスイングについての紹介をしつつ、藤本氏の書籍のおススメポイントを解説してみました。
GGスイングは多くのゴルファーにおススメしたいスイングですし、この本を読むことで基本的な動作はほとんど理解できちゃいます。
この本の情報以外にも、藤本氏のインスタグラムやジョージのYouTubeチャンネルを見るのはおススメですが、動画の数が多くてなかなか自分の欲しい情報にすぐにアクセス出来ません。
情報がきちんと整理された本を読むことで、よりこれらのコンテンツを深く理解できます!気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
ggスイングについて知りたい方は、こちらの記事も読んでみて下さい。
コメント
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