[打ち方は教えない]渋野日向子を育てた青木翔コーチの驚きの指導法

アスリート
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こんにちは、アレオです。

・渋野日向子プロの活躍の秘訣を知りたい
・自分で考える力をつけたい
・部下や子供の指導法で悩んでいる

こんなお悩を解決できる、とっておきの本をご紹介します。

『打ち方は教えない』は渋野日向子プロのコーチである青木翔さんによって、2020年4月20日に出版されたビジネス本です。

この本を読めば、「子供や部下を正しく導く指導法」や「ゴルファーが成長するための考え方」を手に入れるきっかけをつかめますよ。

 

 

渋野日向子プロのプロフィール

所属先 サントリー
出身地 岡山県岡山市
成績 ツアー通算 4勝、1勝(海外メジャー)
プロ転向 2018年
生年月日 1998年生まれ

1998年生まれの、「黄金世代」を代表する一人です。

レギュラーツアー1年目の2019年に国内メジャーである「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初優勝を挙げました。

その優勝をきっかけに一躍注目選手となりましたが、同年の「全英AIG女子オープン」で、日本人史上2人目の海外メジャー制覇を果たしたんです。

ゴルフ界の注目選手ではなく、いきなり国民的スターにまで上り詰めてしまいました。

 

 
 
 
 
 
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著者は渋野日向子の指導者である青木翔コーチ

渋野日向子プロのコーチを務める青木翔コーチは、1983年生まれの36歳です。

指導者の年齢としては、かなり若い方ですね。後にも紹介しますが、今までの体育会的なスパルタ指導ではなく、選手の自主性を尊重する指導方法が大スターを生み出すことになりました。

こういった指導は、若い世代の指導者だからこそできたことではないでしょうか。

 

たった1年半の指導でメジャーチャンピオンに

渋野プロは2018年にプロテストを合格していますが、前年の2017年にはプロテスト不合格となっています。

渋野プロがPINGとクラブ契約していた選手で、同じく青木翔コーチも2017年にPINGとコーチ契約を結んだことをきっかけに二人は知りあうことになります。

2018年の初めに2人がタッグを組んでから、たったの17か月でメジャーチャンピオンになりました。

2年前にプロテスト不合格となった選手を世界の頂点まで導くのは、コーチの指導法が素晴らしかったからにほかなりません。

 

ゴルフスイングをほとんど教えない

青木コーチは自身の指導選手に対して、ゴルフスイングをほとんど教えていません。

ゴルフコーチというと、優れたスイング理論やテクニック等を教えることで選手のレベルを引き上げるように思うかもしれません。

ですが青木コーチは、選手の自発性を促して正しい方向に導く「コーチング」に対して強い信念を持っています。

青木翔コーチのここがすごい
・たったの17か月の指導で、世界の頂点に導いた
・技術論ではなく、選手の成長を支える「コーチング」という指導法を実践

 

「打ち方は教えない」を読むべき人


この本は以下のような悩みを抱えている人におすすめです。

・子供や部下の接し方に悩むオトナ
・教育者や指導者の立場に苦しむ方
・上手くなりたいと思っているゴルファー

『打ち方は教えない』は、「自分で考える力」を身に付けたい・教えたい人すべてにおススメできる1冊です。

この本を読むと、「自分や他人がが成長するためには何をすべきか」ということが分かります。

逆に、以下のような人は読む必要はないかと思います。

・手っ取り早く成長する方法に拘る人
・自分の指導方法を変えようとしない人

この本のなかで青木翔コーチが度々言っていることですが、自分で気づくことが何より大切とおっしゃっています。

自分で考えようとしたり、意見やアイデアを取り入れて自分に変化を与えようとしない人が読んでも、得られるものはあまりないと思います。

 

「打ち方は教えない」から得られる3つの極意

この本から得られるキーポイントを3つにまとめてみました。

1つずつ解説していきます。

 

①「コーチング」は答えを教えない

青木翔コーチは、コーチングを「自ら問題を解決できるようにサポートすること」と考えています。

部下と上司のやり取りを例にとると、上司が正しい答え(結論)を知っていてもそれをすぐに教えてはいけません。

教えたことでその問題は解決しますが、問題を解決する力は身につかないからです。

選手のキャディをする時も、決してラインは教えないそうです。青木コーチは、自分がそばにいない状況でも一人で乗り越えられるように成長することを目指しています。

コーチングとは
→自ら問題を解決できる力を育むこと

 

②自分で考える人は成長が早い

青木翔コーチ自身の指導経験から、自分で考えることを実践している人ほど成長が早いと言っています。

自分で考えようとしている人ほど、自身の課題を正確に認識しているからです。

本書では、後に日本アマチュア選手権を優勝する亀代順哉選手の指導経験を例に挙げています。当時レッスン会場まで往復4時間かけていた亀代選手は、教え子の中でも上手くなるにはとても不利な環境でした。

 

それでも圧倒的な早さで成長したのは、質問の質と回数が飛びぬけて高かったからだそうです。その経験から、選手本人が自分で考えられることを目指した指導に注力するようになりました。

自分で考える人は成長が早い
理由:自分の課題を正確に認識しているから
→指導者は遠回りでも、本人が自ら考えられるようになることに注力すべき

 

③能力が伸びる覚醒の起こし方

本書では、デビューして間もない渋野プロが急速に飛躍した「覚醒」という言葉を、「長所だった部分が急速に拡張する」と表現していました。

そして、「覚醒」を起こすには「自分の長所を把握し、それを利用して成果を手に入れること」が大事だと言っています。

その人が持っている長所を使いこなせるようになった時に、成果は生まれるからです。

指導者としての役割は、その長所を把握して磨かせるように促すこと。そして実践の場を用意することだと言っています。

 

『打ち方は教えない』のおススメポイント


本書のキーポイントをご紹介しましたが、その他のおススメポイントをご紹介します。

『打ち方は教えない』のおススメポイント
・渋野日向子プロが実際にやっている世界を獲った7つの練習
・青木流目標設定シートの紹介

 

渋野日向子プロが実際にやっている世界を獲った7つの練習

指導法ばかりで、肝心の上手くなる方法がないじゃないかと思っている方に朗報です。

この本には、実際に渋野プロが今でも実践している7つの練習方法が包み隠さず公開されています。

どれもアマチュアの方でも実践できる基本的な練習法ですよ。特にパッティングの練習はとても参考になるものばかリです。

 

青木流目標設定シートの紹介

青木翔コーチが実際に活用する目標設定シートが本書には掲載されています。

自分で考えられるようになる指導方法の、最初の一歩となる目標設定がフレームワーク的に実践できますよ。

指導者や、目標に向かって頑張ろうとする人などにも広く活用できるものとなっています。

 

さいごに

今回は渋野日向子プロの指導法に迫った『打ち方は教えない』をご紹介しました。

ゴルフに興味のある方以外にも、幅広く読んでほしいおススメの本です。ぜひ読んでみて下さい!

 

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