出典:mygolfspy
こんにちは、アレオゴルフです。
先日、2016年に発売されたエアマックスシリーズ初のゴルフシューズ「エアズーム90it」をゲットしました。
当時、ローリー・マキロイが試合で初めてお披露目したことで大きな注目を集めたこちらのシューズ。
今回は、シューズの解説や実際にシューズを使用した上でのレビューを紹介します。
・エアズーム90itのデザイン、機能性を解説
・実際にシューズを使用したうえでのレビュー
・シューズを使用したプロゴルファーを紹介
エアズーム90itとは
「エアズーム90it」は、2016年には発売されたスパイクレスシューズです。
・ナイキ初のエアマックスのゴルフシューズ
・エアマックス90を踏襲したデザイン
・ズームエアユニットを採用
エアマックスシリーズ初のゴルフシューズ
「エアズーム90it」は、その名前から分かるようにエアマックス90をモデルにしたゴルフシューズ。
2019年以降に発売される「エアマックス1G」・「エアマックス97G」・「エアマックス270G」といった、エアマックスゴルフの先駆けとなるシューズです。
同年4月には、エアフォース1をモデルにした「ルナフォース1G」が発売。
2016年は知名度の高いスニーカーをゴルフシューズとして発売するトレンドが生まれた1年でした。
エアマックス90を踏襲したデザイン
本家デザインを完全に再現してはいませんが、特徴的な要素をきちんと踏襲したデザインとなっています。
・アイレット(靴紐を通す穴)と側面のTPUパーツ
・半分隠れたスウッシュ
・ヒールパーツのロゴ
エアマックス90の最大の特徴は、TPUというプラパーツをアッパーに用いていること。ソール部分を除けば、TPUが用いられる部分はほとんど同じです。
出典:エアマックス90(ナイキ公式)、mygolfspy
※左からエアマックス90、エアズーム90it
90の特徴であるロゴマークが半分隠れたデザインもきちんと再現。
出典:エアマックス90(ナイキ公式)
※左からエアマックス90、エアズーム90itのヒール部分
前足部にズームエアーユニットを搭載
機能面での最大のポイントは、ソールの前足部に搭載されたズームエア。
反発力の高い特殊な繊維のユニットを埋め込むことで、最小限の重量で反発力を生み出せます。
出典:golfwrx.com
※黄色の部分がZoom Airユニット
4年前に搭載された技術ですが、2020年発売のエアズームインフィニティツアーといったハイエンドモデルにも使われる現役のテクノロジーです。
また、ミッドソールには当時主流だったファイロンが採用されています。
実際に履いてみた感想
実際にシューズを使用してみた感想をご紹介します。
サイズ感は大きめ
エアズーム90itのサイズ感を以下の表にまとめてみました。
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履いてみた感想
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私のサイズ(靴下を履いた状態)
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長さ
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余裕あり
→5mm強のすきま
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27.6cm
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足囲(足幅)
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余裕あり
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23.4cm(足幅は10.4cm)
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甲の高さ
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余裕あり
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23,8cm
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※長さ=「かかとから最も遠い位置」、足幅=「親指の付け根(骨の出っ張り)から小指の一周の長さ」、甲の高さ=「甲の骨が出っ張った位置での足1周の長さ」で測定
90itはナイキゴルフシューズの中では比較的大きめのサイズ感。ワイズは3E(広め)であると考えられ、比較的広めの作りになっています。
ハーフサイズダウンしたかったのですが、4年前のシューズなのでジャストサイズで入手出来ませんでした。
同サイズのエアマックス90(スニーカー)と比較すると、縦のサイズ・横幅ともに若干90itが大きく感じます。
ただしシュータンが履き口と一体化している構造上、着脱がしやすいシューズというわけではありません。
足幅広めな方も、普段履きのスニーカーで圧迫感を感じていないのであれば、同サイズを選んで全く問題ないと思います。
軽くて歩きやすい履き心地
シューズの重量は350gを切り、これまでレビューしてきたスパイクレスシューズの中でもトップクラスの軽さ。
ミッドソールのファイロンからも確かなクッション性が感じれられます。
ルナロン(ルナコントロールシリーズに採用)やリアクトに劣るとはいえ、ゴルフシューズとしては十分柔らかい履き心地です。
とにかく軽くて柔らかい、かつとても歩きやすいシューズだと感じました。
意外に高いグリップ力
意外とグリップ力が高いことに驚きました。(デザインで買ったので、性能には期待していなかった)
一見するとシンプルなソールですが、トラクションの向きが最適化されています。
※足の前と後ろでスパイクが伸びる向きが違う。
爪先側を外向き・かかと側を内向きにすることで、スイング中の足のねじれに対してグリップ力を発揮出来ます。
防水性は及第点
シュータンとアッパーが一体化したスリッポンのような構造のため、水の進入を防ぎやすくなっています。
アッパーはテキスタイルをベースにしつつ、下部にはラバーを使用。
透湿防水素材であるメンブレンを使用することで、機能性を向上させています。
ただし、防水保証は最低の1年保証のシューズ。軽い雨なら何も問題ないですが、土砂降りの雨や水溜りなどのハードな環境では使用しないことをオススメします。
着用していた選手
ここからは、エアズーム90itを実際に使用した選手を紹介します。
プレイヤーズ選手権でマキロイがお披露目
ローリー・マキロイは、シューズを使用した選手の筆頭。2016年5月のプレイヤーズ選手権の練習ラウンドで彼が初めてシューズを使用しました。
出典:rorymcilroytracker[instagram]
エアマックスをモデルにしたシューズであることや、当時まだ浸透していなかったスパイクレスを彼が使用したことで注目を集めました。
当大会の期間中にナイキから発売されたことも、シューズの人気の勢いに火がついた要因です。
ミシェル・ウィーも90itを愛用
日本での知名度が高い女子プロゴルファー、ミシェル・ウィーも愛用者の一人。
彼女は発売当初ではなく、2018年前後に頻繁にシューズを着用しました。
出典:michellewiewest[Instagram]
※画像のカラーはボルト
本家のオリジナルカラーである「インフラレッド」や、人気カラーである「ボルト」を着用。オシャレな彼女のこだわりが感じられます。
まとめ:2021年発売のエアマックス90も要注目
今回は、2016年発売のスパイクレスシューズ「エアズーム90it」をレビューしました。
2021年には海外で一足先にエアマックス90Gが発売されており、90itはエアマックスゴルフのプロトタイプ的な位置付けのシューズとなりました。
4年前に発売されたシューズですが、海外からは購入がまだ可能なシューズです。購入を検討する方はこちらの記事をチェックしてみてください。
コメント
[…] ファンの間でも待望の1足だったエアマックス90。というのも、エアマックスゴルフのプロタイプ版とも言えるエアズーム90itは、2016年当時大きな人気を集めたからです。 […]
[…] なぜなら、2016年に発売のプロトタイプモデル「エアズーム90it」が大きな人気を集めたからです。 […]